再発しました
秋の始めでしたか?夏の終わりでしたか?
耳のカビに悩まされていた事がありました。
あれが再発?しました。
今度は右耳です。もう原因というか自分でまいた種だとはわかっているんですけど(笑)年末からすごく聞きたいCDがたくさんあって、暇さえあれば聞いていたから。
それと体力低下だったのが引き金になったのだと思います。

ということで、今夜は乙女ロードで仕入れた本を熟読。
あいらさんのお勧めでした。

遙山の恋  原作:六青みつみ

顔、身体に酷い痣を持つ少年の紫乃は山で年老いた犬シロと暮らしていた。一族から離れ爺と暮らしていたがその爺も亡くなって、今は1人でひっそりと暮らしていたのだった。狩りをしていた時に倒れている武士を見つけた。紫乃は武士を庵に連れ帰った。
武士はかなりの傷を追っていた、紫乃は手厚く看病し続ける。そして数日後武士はうっすら目を覚ましたが、紫乃に向かって「化け物」と言い放った。
武士は貴哉と名乗った。

貴哉は領主であった。しかし貴族の血が欲しい父からの命令で皇族の血を引く娘を妻を貰い、その妻と弟に裏切られ謀反ものとして追われてしまった。
心を許した義理の弟に裏切られ、寝返った家臣もいた。信じていたものに裏切られ貴哉は何も信じられなくなっていたのだった。
そして命さえ助けてもらったこの痣のある少年にも何かあるのではないかと疑念を抱いてしまう。

いや〜、お勧めしていただいたあいらさんありがとうございました。
久しぶりに熟読した本がこんなにいい作品だったなんて幸せ。
すごく切なく、そして心温まる部分があり、夜中にさしかかっても眠気がありながらも一気に読みました。
BL色としては、薄いかもしれないけれど、ストーリーはしっかりしていて安易なハッピーエンドではないし、可哀想な生い立ちも無理があるわけでないし、うん。すごくしっかりしている作品でよかったです。

そして、少し前にある方と『言霊』についてお話をしたことがあって、この作品の中で紫乃が言う『言の葉』に考えさせられました。

想う事が『種』で言葉が『花』

強く想う事でそれは種になり、言葉を発して花を咲かせる。

なんかいいなぁ〜。こういうお話を知る事ができて何だか元気が出てきました。
もちろんいい事ばかりを例にとっているわけではないのですが、だから言葉とは大切なんだと教えてくれます。
BL本を侮ってはいけません。素敵な作品に出会えるんですよ〜
乙女ロード収穫嬉しい一冊でした。
是非読んでない方はお勧めします。

コメント

nophoto
あいら
2007年1月15日20:41

でしょでしょ〜〜〜っ!!!!
六青さんはほんとオススメです。
六青さんの同人誌で「一枚の絵」っていうのがあるんですがこれも涙なくしては読めません!!!
あ、新書だと「騎士と誓いの花」もオススメですvv
今回のリンクスの全サにも入ってましたけど。

kasumin
kasumin
2007年1月17日21:03

お勧めありがとうございました〜♪
本当にいい作品だった。まだまだお勧めされたものが残っているので制覇いたします!

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